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アキアカネの羽化


6月28日 田んぼの生きもの調査の報告です。

梅雨明けから初夏の時期 アキアカネがヤゴから羽化するころです。羽化殻がありました。

稲の茎をつたってトンボになっているようです。草に止まってじっとしているアキアカネがいました。

田んぼは田植えが終わったばかり。稲の生育の為に水を張っています。

トンボが羽化する前に田んぼの中干しで水を抜くと、ヤゴは死滅してしまいます。

アキアカネは年1化で、秋に干上がった田んぼに産卵し、春に水が入ると孵化しヤゴになり羽化して成虫のトンボになる生きものです。田んぼなどの一時的水域に繁殖している生きものなので、田んぼの中干が早すぎると、ヤゴからトンボに羽化できずに終わってしまいます。

アキアカネの減少という話があります。農薬や乾田化の影響がいわれています。田んぼの状況によって増えもすれば、減ったりもする生きものです。

私たちの田んぼは見沼代用水から田んぼの用水を引いていますが、水の管理はいつでもできるので、アキアカネの羽化が終わってからの中干が可能です。

共同で水管理している地域では一斉に中干ししていますが、アキアカネの減少の一因になっている気がします。


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