今年は不耕起田んぼをやります。
- press8820
- 2 日前
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5月3日 前日の雨も上がりさわやかな朝です。
不耕起田んぼですが、冬季通水が出来ないので冬水田んぼにはなりません。
冬水田んぼの機能、稲わら堆肥化と抑草ができないので、稲株はそのまま残り、春草のスズメノテッポウがボーボーです。多年草で地下茎で増殖していくサンカクイが昨年の耕耘代掻きで見当たらないのが救いです。
そんな条件の中で、稲わらについては有機農法を選択。刈った稲わらを裁断し、田んぼの中でまとめて積んで、米ぬかを混ぜて切り返しを2回で堆肥化することにしました。昨年越しの堆肥を開けて様子を見てみると、焦げ茶っぽい色、湿り気があって稲わらが程よく解れた感じです。匂いは土の匂いで、臭くはありません。
出来た堆肥を田んぼに蒔くことにしました。ミネラル土も一緒に蒔きました。
田んぼの中の草刈りは、根っこを残し、地上に生えている草を鎌や三角ホーでスズメノテッポウの草刈りですが、田んぼに昨日の雨水が溜まっていて、草刈りが思ったようには進みません。後で刈払機でやってもらうことにしました。
不耕起田んぼの特徴を箇条書きに上げると、
①耕耘代掻きのトラクターの機械を持っていない市民でも田んぼが出来る!
②土が固いので足がもぐらなくて歩きやすい。逆に田植えは大変。
③春草は生えるけど、春草を刈って田植えをできれば、後でコナギ等の夏草はあまり生えないので除草が楽。
④代掻きしないので水持ちはあまり良くない。
⑤耕耘しないので土の中の有機物が分解され土壌環境が改善されるのは時間と年数が必要。短期の収量は見込めない。
⑥自然農は粗放的農業になるので、どろんこ田んぼ等の開放水面の場所を確保し、適度に水草が生えるとトンボ池になり、水草に産卵するギンヤンマやイトトンボの繁殖場所になる。
とりあえずの結論
不耕起田んぼは人にとって良いことや悪いこともあります。
生きものにとってもメリットやデメリットがあります。
そんなことも楽しみながら今年はやっていきたいと思います
とりあえず、来週に田んぼに水を入れて、田植えができるようにすることが目標です。
休憩中にヨシ笛を作って鳴らして遊びました。うまく鳴ると楽しいです。

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